幻の豚と言われるまで希少になった。
中ヨークシャーが美味しさで注目されています。
経済性では一番だめです、
改良が進まなければ,いくら美味しい豚でも
飼育する人は増えないでしょう。
昭和30年代まで日本の農家で飼われている豚は、
ほとんど中ヨークシャーでした。
昭和40年になって農家にも経済的に
有利なランドレースが導入されるようになり
中ヨークシャーが激減しました。
日本より遅れますがこいう現象は、世界中におこり、
世界各地の在来豚が絶滅する方向にあります。
日本の中ヨークも絶滅寸前でした。
10年くらい前だと思いますが、茨城県にある(財)家畜改良センターが
種の保存を目的に中ヨークシャーの飼育をはじめました。
かわい農場の中ヨークシャーは家畜改良センターから導入したものです。
かわい農場では病気の進入阻止の一手段として、
豚の導入は止めて、改良等は精液の導入で行っているので、中ヨークシャーの導入は大変な決断でした。
今では幻の豚とも言われています。
外国から導入して、日本で希少な豚もおりますが、
日本中が中ヨークになるほどまでに飼われていた豚とは違うと思います。
先ほど16年2月1日現在の豚品種別飼育頭数が公表されました。
全国種豚飼育頭数
めす豚 おす豚
中ヨークシャー 251頭 76頭
バークシャー(黒豚) 61,600頭 5,578頭
ランドレース 35,519頭 3,086頭
大ヨークシャー 23,642頭 3,500頭
ハンプシャー 626頭 236頭
デュロック 17,635頭 38,169頭
ハイブリット 161,836頭 7,322頭
雑種 584,046頭 5,714頭
おすの飼育頭数が多い品種が豚肉の主流になります。
多く飼育されている豚が美味しい、わけではありません。